マイ書評
銀河さん(No.0790)の
『恋愛旅行』(読売新聞社)書評
(2002年10月28日)
【小説を読める人と、小説を読めない人がいる。
大人と子供の差とも言える。
感受性のある人と、感受性のない人とも言える】

一連の『恋愛小説』シリーズを通して言えることだ。
 
お話そのものには、好き嫌いがあってもいいと思う。
この結末は好かん、とか、ここはイケている、とか。
何じゃ、こりゃ?と思わせるような展開であっても、
そこはかとない味わいや余韻があるところが魅力だ。
ひねりが利いていて、伏線が実に巧妙なのもうれしい。
 
人生って、甘かったり、からかったり、いろいろな味がする。