「〈奇跡のひと言〉をもう一度」の一場面(193ページ)から。 「だから、早くって言ったのに!」
この台詞、読む前から、ハモってしまっていました。 「あとがきの悪魔」の一場面(211ページ)から。 「で、〈奇跡のひと言〉って、なんだったんですか?」
「露骨にわかってしまうと、野暮です」(213ページ) それが、とっても気になって、しかたがないのですが。 ああ、もうじれったい! 〈奇跡のひと言〉って、なんなの?と思い、 読み返すほどに謎が深まる、極めて上質のミステリーです。 読むほどに、はまること請け合いです。