マイ書評
銀河さん(No.0790)の
『恋愛日記』(読売新聞社)書評
(2002年10月28日)

「〈奇跡のひと言〉をもう一度」の一場面(193ページ)から。
「だから、早くって言ったのに!」

この台詞、読む前から、ハモってしまっていました。
 
「あとがきの悪魔」の一場面(211ページ)から。
「で、〈奇跡のひと言〉って、なんだったんですか?」

「露骨にわかってしまうと、野暮です」(213ページ)
それが、とっても気になって、しかたがないのですが。
ああ、もうじれったい!
〈奇跡のひと言〉って、なんなの?と思い、
読み返すほどに謎が深まる、極めて上質のミステリーです。
読むほどに、はまること請け合いです。