恋愛小説シリーズ第5弾。 響子という女性と、彼女を愛した3人の男たちのお話だ。 それぞれの運命を背負ってしまった男たちの結末は、せつない。 読みながら、「男の人って何で最後にカッコつけてしまうのだろう」 と、ちょっと、怒ってしまっていた。 一本の映画を観ているような小説だった。 「あとがき小説」(189ページ)、今回は、 「ナラちゃん」のつぶやきにおもわず笑ってしまった。 【これって、究極の避妊じゃないですか】(194ページ) たしかに。