【僕は、完全に君のことばの魔法に かかってしまっている。】(1ページ)という。 まるで、おとぎばなしみたいだ。 「僕」が王子様で、「君」が魔女。 不思議なことに、この魔女は、 王子様に魔法をかけたことに気づいていない。 なんともかわいらしい魔女なのだ。 私は、王子様と力を合わせて 魔法のことばの謎を解いていった。