マイ書評
銀河さん(No.0709)の
『セックスの話をしよう』(三笠書房)書評
(2002年12月25日)
中島みゆきさんの「悪女」を、初めて聴いたときに思った。
……これって、全然悪女らしくないじゃんか。むしろ、逆。
ブリジット・バルドーの「素直な悪女」でも、そう感じた。

奸婦というタイプとは、ほど遠い。
切なくなるほど、純情な、そのくせ屈折した女心に降参してしまった。
 
それと同じことを、この本を読んで思った。
どこが悪女だ。 
でも、そばにいられたら、実にやっかいだ。
嫌いになりきれぬほど魅力的だからこそ、悪女なのです。