マイ書評
もも子さんの
『君は本の匂いがする』(実業之日本社)書評
(2002年7月24日)
【知らない街で、知らない本屋さんに入るなら、雨の日がいい。
雨の日は、本のいい匂いがするからだ】(120ページ)

【好きな本は、声を出して読んでみる。
本の精が、本の中から現れるはずだ。
アラジンの魔法のランプのように】(157ページ)

その本屋のいい匂いは、雨のせいだけじゃない気がしてた。
やっぱり。夢中になって立ち読みしているあなたがいた。
駆け寄って、好きなコトバをこっそり音読し合ってると、
いつの間にか3人になっていた。
帰りの電車も、あなたと、本の精と、一緒がいいな。