マイ書評
竹井よう子さん(No.0536)の
『昨日のノーは、明日のイエス』(三笠書房)書評
(2001年7月11日)
しょせん、恋愛は、「好き」か「嫌いか」の問題だ。
「イエス」は、無限の「イエス」に聞こえるし、
「ノー」は、お先真っ暗な「ノー」にしか聞こえない。
だから、「ノー」には動揺する。
極端な話のようだが、「お熱が上がるとあなたしか見えない」なのだ。
冷静に、と言われたところで、なれるわけがない。
じゃあ、どうしたらいいのだろう?
「ノー」に強くなることだ。
「たくさん経験を積むこと」なんて、中谷さんは濁したりしない。

【時間が変われば、状況が変わる。
状況が変われば、人間の心理状態も変わる】(5ページ)

これは、人の心理をよくついていて、「あーそうか」って、気づかされる。
この本は、「ノー」の突破口を、一緒に探す本である。