マイ書評
竹井よう子さん(No.0536)の
『いい女だから ワルを愛する』(青春出版社)書評
(2001年7月16日)
この本は、ある男の日記である。

【その男にとって、
ウソもキスも女を酔わせるための薬だった】(3ページ)

大事なとこ、ついてるな、と思った。
恋愛は感じることだ。
感じる部分で、人は恋をしていく。
そして、恋とは酔うことだ。
だから、酔わせてくれる男には魅かれるのだ。
「やさしい人が好き。誠実な人が好き」に執着していると、
男の子も女の子も卒業できない。

【女はウソが嫌いだという。
でも本当は、夢を見させてくれない男が嫌いなのだ】(3ページ)  

ここが気持ちよく理解できれば、いい女でありワルなのである。
感じる日記に、ぜひ酔っていただきたい。