マイ書評
しぐれ さん(No.0717)の
『忘れられない君のプレゼント』(PHP研究所)書評
(2001年10月9日)

フラミンゴ色のカバーを開いて、
パールホワイトの扉をめくると、
四角い小箱が行儀よく並んでいる。
ちょうど指輪ケースほどの大きさだ。
ひとつひとつ、小箱を手に取って、
ゆっくりと中身をたのしんだ。
どの箱にも、わくわくドキドキの
秘密がぎっしり詰めこまれていた。
夏ミカンの香りのする小箱が、
いちばん印象に残った。