マイ書評
しぐれ さん(No.0717)の
『忘れられない君とのデート』(PHP研究所)書評
(2001年11月4日)
この本は、いちごムースみたいだ。
ふわふわっ、としていて、
ほどよい酸味と甘みがある。
わたしは紅茶を手に、
いちごムースを味わっていった。
ムースは心の中でやさしくとけていった。
112ページにさしかかった瞬間、
紅茶に桜の花びらが舞いおりた。
驚いて紅茶をのぞいてみると、
そこには、少女のわたしが映っていた。