マイ書評
銀河さん(No.0709)の
『危ない男と、つきあおう。』(大和書房)書評
(2002年8月6日)
これは見事に、武闘派、体育会系の本である。
カバーのピンクは、挑戦者のラッキーカラーだ。

【たった一人をライバルにした人は負けます。
世の中全部の女性をライバルにまわした人が勝ちます。】(32-33ページ)

「そうそう、もっと言って」と、酔ってしまいそうな強気な言葉の中にも、
こんな優しさもうかがえる。

【好きなものに賭けるのは、信じるということです。】(82ページ)

このメリハリと揺さぶりが、なんとも言えず心地よい。
嫌われる覚悟で厳しく書いていたとしても、
嫌ってあげない、と言いたくなってしまう本である。
 
PS:購買層の大半が高校生の本屋さんで、
この本が平積みされているのを目撃した。
「今、売れています」の文字が脇にあった。
「今時の高校生も目が高い」と、うれしくなった。