【株式会社タイタニックから 小船に乗り移って 生き残れ】(74ページ) 寄らば大樹で権威の下にいると、 自分が自動的に偉くなったような気分になる。 この根拠の乏しい過信が、最も恐しい。 あとで泣いても、誰も助けてはくれない。 豪華客船に乗って、 映画「タイタニック」の前半のような ゴージャスな気分を味わってみたいという欲求がないとは言わない。 だけど、たらい舟でもサバイバルが先決だ。