マイ書評
木の芽風らぴすさんの
『なぜあの人は人の心が読めるのか』(ダイヤモンド社)書評
(2009年5月21日)

〈「ここはどこ?」「私は誰?」ということを、
いつも不安に感じている。〉(92ページ)

このことが、人間の永遠のテーマとしての
つかみどころのない悩みとしてだけでなく
恋愛や仕事、人間関係やサービスなどすべてにおいて
関連しているのだということが、新たな気づきとなりました。

〈「ここはどこ?」という疑問を考えていて、
「ここは私のいるべき場所ではない」と気づいた時、
人間はさみしさを感じます。〉(98ページ)
の1行に共感します。

そして、
〈パーティーを盛り上げるには、「ここはどこ?」「私は誰?」と
不安に思っている人をつくらないことです。〉(99ページ)
の1行に納得しました。

私は、「今どこにいて」「私は誰か」を伝えてくれたり、
確認できる人や場を求めているのと同時に、
不安を持っている誰かにとって
「今どこにいて」「あなたは誰か」をちゃんと伝えられる人でもありたい。