マイ書評
銀河さん(No.7090)の
『人は短所で愛される』(PHP文庫)書評
(2002年10月28日)

【本当につらい人は、
「つらいよ」などと口に出さないものなのです。
もはや、「つらい」という言葉さえ口に出ないようになるのです】(165ページ)
 
この一節を目にして、今のつらさが少しだけ和らいだ。
「つらい」なんて、口にしなくて良かったと思った。
自分がそうだと認めてしまえば、つらい地獄にはまる。
他人が、「つらい」と言っているのを聞くのも、つらい。
本当につらいときには、言葉なんて、突き抜けてしまう。
本当につらい人は、それでも頑張っているから、すごい。

でも、つらい状態が、永遠に続くことなんてないから。
大丈夫、きっとね。