この本のカバーを見るたびに、何となくうれしくなってしまう。 「今度」のところが、二重線で消されて、赤字で「今から」と訂正されているのだ。 社交辞令の「今度」は断るには便利な表現で、期待はしない。 だが、とりあえずでも「今から」と言われたら、本気を感じる。 ただ、それだけのことだが、このセンスだけでも、 今すぐに、ぜひ会いたくなってしまうほどだ。 もちろん、本の中味も期待を裏切らないことは、言うまでもない。