マイ書評
銀河(No.0709)さんの
『好きな映画が君と同じだった』(PHP文庫)書評
(2003年8月3日)

映画には、なぜかいつも、「ありがとう」と感謝している。
「映画さん、どうもありがとう」
なんだか変な感じではあるが。

たとえ、内容的には今イチで、期待ハズレだったとしても、
作品を送り届けるために、どれほどの人の手がかかわったか。
作品を見ていると、なぜか撮影現場まで透けて見えてくる。

ましてや、気に入った作品で、それがきっかけで好きな人と
話が合って盛り上がったなら……「ああ、見といて良かった」
と素直に思う。

過去に見た映画でも、記憶が、心のスクリーンを温めてくれる。
映画よ、今夜もありがとう、だ。