映画には、なぜかいつも、「ありがとう」と感謝している。 「映画さん、どうもありがとう」 なんだか変な感じではあるが。
たとえ、内容的には今イチで、期待ハズレだったとしても、 作品を送り届けるために、どれほどの人の手がかかわったか。 作品を見ていると、なぜか撮影現場まで透けて見えてくる。
ましてや、気に入った作品で、それがきっかけで好きな人と 話が合って盛り上がったなら……「ああ、見といて良かった」 と素直に思う。
過去に見た映画でも、記憶が、心のスクリーンを温めてくれる。 映画よ、今夜もありがとう、だ。