【「商いは牛のよだれ」というのは、ただただ気長にということではありません。 まず、かっとする経験をすること。 いったん切れかけて、でも切れないのが、 「牛のよだれ」の本当の意味なのです。】(24ページ)
思わずぶちっと切れそうになることは、誰にだってあるものだ。 しかし、大抵の場合、そこで切れなくて良かったな、と思う。 切れるのは簡単だが、切れたあとを修復するのは大変だからだ。 かっとした事柄は、格好の反面教師になる。 そうしたリベンジも可能だ。 せっかくだから、頭にきた元くらいは取らなきゃね。