マイ書評
あきな さんの
『なぜあの人は整理がうまいのか』
(ダイヤモンド)書評
(2009年10月14日)

主張したい第一優先が霞みそうなとき、
クリアにしていただけます。

<たとえば、人前で話す時も、
この話はいるのかいらないのかが
明確に見えていればムダなことは言わなくてすみます。>(195ページ)

部屋や机上の整理を、思考や表現の整理に置き換え、
ハッとしました。
買ってまる2か月飾ってしまいましたが、
ベストタイミングをありがとうございます。


思い出ひとつも、今の体験と結べば
更新された思い出に進化するように、
頭や心の中も、常にリフレッシュして
キャパを広げることは大切でした。

成し遂げたい道一筋に進むためにも、
今何を一番伝えたいか、
常にダントツでポケットで出番を待っているようでいなければ。

具体的にということは、固有名詞の羅列というより、
中身のある内容に、どれだけ的を絞れているか。

思い切って枝葉を切り落とす生け花の醍醐味と、
根本に似たコツがありました。

<どんなにオシャレな箱でも、中身を出し、
箱を捨てる習慣をつけることです。>(50ページ)

そんなことはしていると、危うく読み飛ばしそうでしたが、
箱をまとって生きていないか。

中身と根っこのお話でした。
編集者・土江さんにも、感謝です。