マイ書評
あきな さんの
中谷彰宏 仕事を熱くする言葉』(PHP文庫)書評
(2010年7月20日)

28冊の中から選ばれた言葉集は、たしかに熱くしてくれます。

(そういえば、こんなラブレターも、もらっていたっけ)
というような、心の火のつきかたをするページも、あります。

中谷本のテーマやターゲットが、低年齢化した頃から、
いい年をした大人が、幼稚化する不本意が、起きていました。

逆に、ついていけない……と、老けこむ層も、生じていました。

中谷彰宏と、中谷本の長期読者との、
倦怠期の乗り越え本にも、なる気がしています。

もちろん、初めて言葉に出合った人の上昇度は、
さらに、もっと凄いでしょう。

直前に「東京かわら版」の巻頭エセーを読み、久しぶりに、
ほんとうの中谷さんに触れたような思いを、したばかりでした。

私は、とくに164ページ以降、隅を三角に折った個所が多く、
とくに、次の言葉に今日、あらためて背中を押されました。

<問題は、近づけば近づくほど、小さくなる。>(186ページ)

急な、避けてもよさそうな面倒なことにあえて取り組み、
予定外の、ハッピーのおすそわけが、できました。
記念になる、海の日となりました。感謝です。

あきな(1033)