『品があって、セクシー。』(学研パブリッシング)
(「南日本新聞」2011年9月18日)

副題は「いい男に愛される女を磨くレッスン55」。
感度を上げるためのコツを55項目にわたって紹介する。

「『バンザイ』をしよう」
「連れの人が退屈していることに気づこう」。

色恋テクニックの手ほどきかと思いきや、
姿勢を正して空気読め、と至極まっとうなお言葉。

著者は「面達の達人」シリーズでおなじみ、
一部の氷河期世代にとっては愛憎相半ばするあのお方だ。

心の平穏を保つには「『いい男』ってつまりアナタでしょ」などと
ツッコミながら読むのがよさそう。

(学研パブリッシング・1260円)