【「すぐできること」から実行してみる。】
「自分の実力がそこに到達していないから、もっと勉強しなければいけないので、
なかなかやりたいことが始められない」と言う人がいます。
そういう人は、まじめでいい人です。
やりたいことも細かく分けるとたくさんあります。
「やりたいことがあるけれども、なかなかできない」と言っている人は、
やりたいことをガサッと全体でぼんやり抱えています。
でも、本当は、やりたいことは具体的な小さなことが固まっている状態です。
やりたいことを細かく割っていくと、むずかしいこともあれば、
これはすぐできるということもあります。
旅行が好きな人が、いつかスペースシャトルに乗りたいと思っています。
それはすぐには実現しなくても、1泊2日でどこかに行きたいという旅は
すぐできます。
それでも、なかなかできないと言います。
スペースシャトルで旅行することと1泊2日で旅行することを
ゴチャゴチャにしているのです。
漠然と「旅行したい」と言っても、すぐできることはたくさんあります。
「夢はなんですか」と聞いて、たくさん挙げてもらうと、
すぐできることが多いです。
夢というと、すぐできないモノと思い込んでいるのです。
夢の実現は、子供のころにやった将棋の山崩しのようなモノです。
山の奥にある下のモノはとれなくても、いきなりさっととれるモノもあります。
楽勝なモノからとっていくと、だんだん簡単になります。
すぐできるやりたいことは、すぐにやればいいのです。
【準備が足りないうちに始めよう。】
(「まえがき」から)
まえがき 「すぐできること」から実行してみる。
●第1章 前を向いていると、うまくいく。
●第2章 小さなことからも、新しい自分を発見できる。
●第3章 360度のキャラクターを、持とう。
あとがき 一見向いていないモノの中に、自分らしさがある。
(「目次」から) |