人から仕事を頼まれた時、あなたはどう対応していますか。
上司から「企画書を100部コピーとっておいて」と頼まれたら、
「はい、わかりました」と言って、すぐにとりかかるのが普通です。
ところが、実際のオフィスでは、部下に仕事を頼むと、
「すぐですか?」「課長、それ急いでますか?」という返事が返ってきます。
100人のうち99人が、「すぐですか?」と聞き返します。
そこで「今すぐだよ」と言われれば、「ハイ、わかりました」と言います。
でも、「今やらなくてはダメですか?」「もちろん今だよ」「ハイ、わかりました」
というやりとりだけで、仕事のスピードは落ちてしまいます。
仕事を頼まれた時に「すぐですか?」と聞く人は、仕事を頼まれなくなるので、
まず成功しません。
逆に、スピードに対する意識を持てば、仕事はどんどん進むのです。
人間の意識は、「そうか!」と気づいた瞬間から変えられます。
意識改革を起こして仕事を快適に進めるためには、一番大事なことは、
スピードです。
改革は、短期間に行われます。
今は、改革を起こさなければいけない時代です。
改革のためには、スピードが必要です。
スピードの遅い人は、
本人は遅いという意識はなく「これが当たり前だ」と思っています。
まず、その意識を変えることです。
(「まえがき」から)
第1章●「面倒くさい」を、「忙しくて時間がない」にすりかえない。
第2章●プロ意識を持つと、スピードアップする。
第3章●目的と目標を区別すると、スピードアップする。
第4章●条件のいい時は、改革はできない。
(「目次」から)
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