【才能のある人にしか、ドタン場は与えられない。】
最終的に勝つ人と負ける人の境目は、ドタン場での勝負です。
何かが足りない人は、ドタン場で崩れたり、
ドタン場で差をつけられなくて負けてしまいます。
勝負に強くなるためには、いかに「ドタン場力」をつけるかです。
それは仕事でも勉強でも同じです。
長期間にわたるプロジェクトでも、勝負どころ、ドタン場の一瞬があります。
そこでどれだけ頑張れるかが、そのプロジェクトが成功するか失敗するかの
分かれ目になります。
受験勉強の成功も、ドタン場で1点を落とさないで取れる人と、
ケアレスミスをしてしまう人に分かれます。
2時間の試合でも、本当のドタン場は3分かそのぐらいの問題です。
その3分のドタン場にどれだけ頑張れるかです。
「ドタン場に追い込まれる」とよく言いますが、すべての人が
ドタン場に追い込まれるわけではありません。
努力と才能がなければ、ドタン場にめぐり合うことはできません。
ドタン場にたどり着ければ、そこからが決勝戦です。
予選を勝ち抜いていかないと、ドタン場という決勝戦には
たどり着けません。
ドタン場にめぐり合うことは、それだけその人が頑張っていて、
決勝戦を戦うだけの才能を神様から与えられたということです。
ドタン場で負けた人がいても、ドタン場までたどり着けたことが
頑張ったあかしになるのです。
【ドタン場に、感謝しよう。】
(「まえがき」から)
まえがき 才能のある人にしか、ドタン場は与えられない。
●第1章 正しい緊張と、間違った緊張がある。
●第2章 一瞬のドタン場にも、流れがある。
●第3章 何かを捨てれば、うまくいく。
●第4章 「やりたいこと」は、ドタン場で出会える。
あとがき ドタン場を楽しめるようになるのが、強くなること。
(「目次」から) |