【勝って「うれしい」より、体が「気持ちいい」。】
あの人は勝ったからハッピー、成功しているからハッピーと思うのは、
まわりの人の分析間違いです。
実際は、自分自身の体や心が満足して充実した状態になったから、
結果として成功したりハッピーになるのです。
幸福感や快感は、勝ち・負けや成功・失敗のような結果から
出てくるものではありません。
自分自身の体や心が気持ちいいと感じられるかどうか、です。
水泳の北島康介選手は、金メダルをとった時に
「チョー気持ちいい」と言いました。
それは、ライバルに勝ったから、金メダルをとったからではありません。
自分の満足できる泳ぎができたから「チョー気持ちいい」なのです。
たとえ結果が負けだったとしても、満足できる泳ぎができれば、
彼は「チョー気持ちいい」と言ったはずです。
成功や幸福や勝利という結果だけを目指す人が多い。
でも、それでは勝っても、心や体はハッピーではないし、
「チョー気持ちいい」とは言えません。
そういう人は、本番に弱い人です。
本番に強い人も、勝つことを目標にしています。
でもそれ以上に、自分の体や心が気持ちいい状態になることを
目指しているのです。
【「勝ってうれしい」より「心と体が気持ちいい」を目指そう。】
(「まえがき」から)
まえがき 勝って「うれしい」より、体が「気持ちいい」。
●第1章 緊張するのは、気持ちいい。
●第2章 ていねいよりも、スピード感。
●第3章 本番だけが、本番ではない。
あとがき 今までの失敗は、
「この本番のためにあった」と考えよう。
(「目次」から) |