【「モテたい」と思う気持ちがなくなったら、老化。】
今の20代男性は、「モテたい」と言う気持ちがどんどんなくなっています。
私がいまだに「ああ、いい夢だった」と思う夢は、モテモテの夢です。
男はいくつになっても、モテたいということがモチベーションになります。
いい女と知り合いたい、つきあいたい、好かれたい、愛されたい。
そのためにはどんな面倒くさいことでもやるのです。
今の若者たちも、「モテるにこしたことはない」と思っています。
でも、そのために面倒なことをするぐらいならモテなくていいと言います。
そんなことを言っていると、スポーツ・仕事・趣味・研究活動・芸術活動など、
すべてのことができなくなります。
モテたいという気持ちがなくなると頑張れないのです。
私と慶應義塾大学医学部眼科教授の坪田一男先生とは、
同じ受験世代で育ったせいか、血液検査の数値を競い合う間柄です。
ぼんやりとした「健康」というものですら、客観的な数値が出た瞬間に
「もっとよくしたい」と思うのが、アンチ・エイジングの考え方です。
アンチ・エイジングは、別の言い方をすると、「健康と若さ」です。
アンチ・エイジングを自分なりの言葉でイメージすることが
スタートラインです。
モテたいという気持ちもアンチ・エイジングなのです。
【「モテたい」という気持ちを、捨てない。】
(「まえがき」から) |