| 【この本は、3人のために書きました】 (1)矛盾する問題で、悩んでいる人。(2)「キャパがあるね」と評価されて、チャンスをつかみたい人。
 (3)余裕を持って、人生を楽しみたい人。
 【努力の結果は、すぐ出ないほうがいい。】
 キャパ(キャパシティ)というのは、余裕のことです。 この余裕は、仕事や人間関係、勉強などさまざまな場面に表れます。 自分としては、一生懸命やっているのに、なかなか結果が出ない人がいます。 「こんなに努力しているのに、なぜすぐに結果が出ないのか」と言う人は、余裕がありません。
 「やった努力の結果が今日すぐに欲しい」「明日までに欲しい」と言う人は、「努力の結果が早く出る」と思い込んでいます。
 時には、努力の結果が早く出ることもありますが、その時はあまり大きな成果を期待することはできません。
 10の努力をして、すぐ結果を求めると、10以下の結果にしかなりません。 逆に結果が出るのが遅くなると、より大きな成果になります。 結果が出るのに1年かかったら、自分のした努力に利息がついて、20にも30にもなるのです。
 「頑張っていますが、なかなか結果が出ないんです」と言いながらコツコツ続けていると、いい結果になります。
 やっている努力の結果をすぐに求めないことが、時間的な意味での自分のキャパになるのです。
 【努力の結果を、すぐに求めない。】 (「まえがき」から) |