| 【この本は、3人のために書きました】 (1)一流のサービスマンになりたい人。(2)一流のサービスマンを育てたい人。
 (3)恋愛でも気配りができるようになりたい人。
 【成功する人は、どんな小さなことでも「自分の問題」として考える。】
 私はいろいろな会社の研修で、「聞く人が元気になる話」をしています。 例えば占いを聞く時は、「自分が今、抱えている問題を解決したい」と思って誰でも必死に聞くはずです。
 ところが、研修では他人事と思って、ぼんやり聞いてしまう人がいます。 「売り上げを上げなければいけない」とか「研修を受けなければいけない」とか、「○○しなければいけない」という意識で話を聞いても、何のプラスにもなりません。
 自分の人生の問題として研修を聞くことが大切です。 ですから私は、「自分の問題」として話を聞いてくれる人に向かって話すようにしています。
 若い人の多くは、今自分の抱えている問題に気がついています。 本当はもっとこんなことをやりたかったのにとか、これでいいんだろうかということも意識できています。
 でも、もう少したつと、それが意識できなくなって、「こんなんでいいんじゃないの?」ということになります。
 私は、私のアドバイスを聞いて元気を出し、成功する人が出てくればいいと考えています。
 今日の売り上げを上げるとか、今月のノルマを達成するとか、そんなレベルの話ではありません。
 「人生での大事なヒントをつかむ」という姿勢が必要なのです。 【「他人の問題」を、「自分の問題」として考えよう。】 (「まえがき」から) |