【この本は、3人のために書きました】
(1)部下の育成に悩んでいるリーダー。
(2)バイト君の育成に悩んでいるリーダー。
(3)部下やバイト君とのコミュニケーションに悩んでいるリーダー。
【自分を育てるために、部下がいると考える。】
部下を育成するということは、「一緒に喜ぶ」ということです。
自分が成長するのと弟子が成長するのとは、同じだけうれしい。
自分が成長するのは1人分です。
でも弟子が1人いたら、2人分の成長を喜べるわけです。
今いる部下たちと出会うことになったのは、まさに運命です。
たまたま出会った人たちが10人いれば、
自分1人が成長するだけではなく、その10人が成長したら、
10人分の成長をみんなで味わうことができます。
それは11人分の成長の喜びを味わうことができるということです。
「自分は上司として部下たちを育成している」と考えると、
「自分はこんなに頑張って育てているのに、
なぜわかってくれないのか」とイライラするし、疲れます。
そうではなくて、「10人の部下たちに自分が育ててもらっている」
と考えればいいのです。
あなたの職場にこの10人が来たのには、必然性があります。
神様は、あなたを鍛えるために、この10人と出会わせてくれたのです。
だから、「なぜ、こんなにやる気のない部下ばかりが
自分のところに来たのだろう」と考えないで下さい。
単なる偶然ではなくて、必然でこの10人は集まっています。
あなたがまだこれから修業しなければいけない何かを教えてくれるために、
この10人は集まってきたのだと考えるのです。
【部下を自分の先生にしよう。】
(「まえがき」から) |