| 【この本は、3人のために書きました】 (1)自分のサービスをレベルアップしたい人。(2)お客様にリピートしてほしい人。
 (3)サービスマンの育成をしたい人。
 【「固定客」をつくるのではなく、「固定店」になろう。】
 サービスとは、お客様を育てていくことです。 「どこにお客様がいるんですか」と聞いても、お客様はどこにもいません。 街や駅前で人がたくさん歩いていても、お客様ではありません。 ただの行きずりの人です。 「うちは立地が悪いから、お客様があまり来ないんです」というのも勝手な言い訳です。
 お客様はどこかにたまたま集まっているわけではありません。 みずからコツコツと育てていくものです。 自分が育てた人が、お客様です。 向こうから勝手に来た人は、勝手にいなくなります。 「昨日、TVで紹介されていたのを見ました」というのは、TVが育てたお客様です。
 そのお客様が2回以上来てくれたら、あなたが育てたお客様になるのです。
 「固定客をつくろう」とよく言います。 この発想は、お客様にとっては迷惑です。 お客様は固定客になりたいとは思っていません。 囲い込まれたり、拘束されるのは一番イヤです。 固定客をつくるのではありません。 「お客様にとっての固定店の1つに入ること」を目指しましょう。 【お客様にとっての固定店の1つに、入ろう。】 (「まえがき」から)
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