【仕事はできないけど、転職はうまくできる人はいない。】
仕事ができない人は、どこへ転職しても、仕事はできません。
仕事のできない人が、あるところへ行ったら猛烈に仕事ができるようになる
ということはないのです。
「どうしたらうまく転職ができますか」という質問をよく受けます。
この質問をする人は、転職すればハッピーに
なれるのではないかと考えています。
質問の趣旨がズレているのです。
女性が「どうしたら結婚できますか」と聞くのと同じです。
結婚も転職も、むずかしいことではありません。
大切なのは、うまくいくかどうかです。
まず第一に聞いたほうがいいのは、
「どうしたら仕事ができるようになりますか」
ということです。
「どうしたらうまく転職できますか」と聞く人は、
仕事がうまくいかない原因を、
自分の今いる環境のせいにしています。
自己反省をまったくしていないのです。
仕事のできない人は、転職の面接にすら通りません。
転職の面接にたまたま通ったとしても、
入社後、かえって悲惨な状態になります。
その人を採った会社も悲惨な状態になります。
仕事のできない人は、いないほうがまだラクです。
それでなくても会社はてんてこ舞いで人を採っているのです。
この上、できない人の子守もすることになったら、
よけい手間数が増えます。
でも、子守をされている人は、まわりに迷惑をかけている
にもかかわらず、「まわりの環境が良くない」と言います。
転職の相談の多くは、仕事のできない人がしているのです。
仕事のできない人が、たまたま転職できたとしても、
誰もハッピーになりません。
今、目の前にある現実の仕事からの逃避として転職しているからです。
本当に転職の時期に来ている人は、
「そろそろ転職の時期かな」とは言いません。
転職のチャンスは向こうからやってくるのです。
結婚したいと思っているうちは、まだ時期尚早です。
結婚する人は、恋愛に一生懸命打ち込んでいる間に、
気がついたら結婚していたという流れです。
転職も、仕事に打ち込んでいるうちに、気がついたら転職して、
転職先でもうまくいくのが、本当の成功のパターンです。
「今、目の前の問題を解決するにはどうしたらいいか」という現実から
目をそらしているのです。
【転職の仕方より仕事の仕方を教わろう。】
(「プロローグ」から)
プロローグ 仕事はできないけど、転職はうまくできる人はいない。
●第1章 好きなことを仕事にする
転職してハッピーになれる人、転職しなくてもハッピーになれる人。
●第2章 運を呼び込む顔になる
今の自分に×をつけない。つきあう相手に×をつけない。
●第3章 「デキる男」の仕事術
時間とセンス、コミュニケーション力を磨く。
●第4章 最強より最高をめざす
つらい勝ち犬より、笑える負け犬になろう。
●第5章 運を味方につける
なにをやってもうまくいく人、なぜかうまくいかない人。
●第6章 「モテる男」の条件
なぜ、いい仕事がまわってこないのか。
その答えは「女とのつきあい方」にある。
●第7章 大人の会話術
相手の気持ちを惹きつけて、イかせる男の話し方。
●第8章 愛されるサービス
「お客さんの気持ち」になれる人は、仕事も恋愛もうまくいく。
エピローグ モテないのは、相手のせいではない。
相手が変われば、モテるようになるわけではない。 |