【知性のある人は、いつも進化している。】
進化は、前を踏まえて蓄積して変わっていくことです。
前を否定したり変えるのではなく、上乗せしていくのです。
あなたが進化しているかどうかを常に感じることです。
去年と同じことを言っていてはいけません。
去年はこう言っていても、1段上がると違う見方ができるようになるのです。
常に進化していく人がモテるのです。
魅力的な人は常に進化しています。
自分が見た映画の話を聞いた時に、「その映画の話はもう聞いた」と言って
切り捨ててはいけません。
同じ映画を見ても、実はこうだったんじゃないかというふうに、
違う見方をすることもあるのです。
それは進化しているのです。
ところが、ドンマイ君は「その話はもう聞きました」と言うのです。
新しい素材でなければ受け入れられない人は、意外に進化しないのです。
素材は同じなのに、さらに深く見ることができる人もいます。
私の本は、同じ話を2回書かないようにしています。
ただし、同じ話でも進化している話があるのです。
ところが、編集者によっては、「このエピソードはほかの本にも出ていましたから、
カットさせてください」と言うのです。
私は、この編集者はこの本と別の本とでエピソードのレベルが進化していることに
気づかないんだなと思って、素直に取り下げて別の本で使おうと思います。
編集者が理解できなければ、それをムリに入れる必要はありません。
編集者のレベルに合わせて本をつくれば、そのレベルに合った読者もいるので、
そこは頑張らないほうがいいのです。
これが知性です。
「この映画の話はもうほかの本で読みました」と言うよりも、
その映画で別のことを話していることに気づける力が、聞き取る力、読み取る力です。
あなた自身進化しなければなりません。
そして、相手が進化していることにも気づくことです。
進化しようとして、1回後退することもあります。
自分は理解できなくても、その人が何かをやろうとしていることがわかることが
知性なのです。
【日々、進化しよう。】
(「プロローグ」から)
プロローグ 知性のある人は、いつも進化している。
●第1章 知的な男の「読む」技術
●第2章 知的な男の「書く」技術
●第3章 知的な男の「話す」技術
●第4章 知的な男の「知る」技術
●第5章 知的な男の「モテる」技術
エピローグ 「目に見えないもの」をプレゼントする。
(「目次」から)
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