| 【運のいい人は、小さな工夫を積み重ねている。】 成功していない人は、他人に対して「運がいい」と言います。 成功している人は、人に対してではなく、自分に対して「運がいい」と言います。 「運がいい人」という言葉を、自分に使うか、他人に使うかは大きく違います。 「運がいい」は他人にかけていい言葉ではありません。 「あの人は運がいい」と言うのは、その人の努力を認めていないことになります。 その言葉には、「大したことないのに」という気持ちが込められています。 「あのベストセラーを出した編集者は、運がいいよね」と言うのは、編集者のがんばりを評価していません。
 自分に対して「運がいい」と言う人は、「自分ががんばったから」と言いません。 「運がいいからです」と謙虚に受けとめています。 「運のいい人」は、小さな工夫をしているのです。 小さな工夫が見えないので、運だけで戦っているように見えます。 でも、運ではなく、小さな工夫で戦っているのです。 スポーツの一流選手は、凡人には見えない小さな工夫を組み合わせています。 凡人は、「ココ一番で成功する方法を教えてください」と言います。 成功できる人は、「1つでもヒントを教えてください。小さなことでいいんです」と言います。
 100点を取る作戦ではなく、1点を取る作戦を100個集めているのです。 超一流の選手は、0.1点上げる方法を1000個集めます。 これが小さな工夫です。 運は抽象的なものではないのです。 工夫は具体的なことです。 やっている人とやっていない人とで圧倒的な差が出るのです。 【努力より、小さな工夫をしよう。】 (「プロローグ」から) 【この本は、3人のために書きました。】
 (1)実力があるのに、いつも運がなくて、損をしてる人。(2)運がよくなるコツを、身につけたい人。
 (3)せっかくのラッキーを、つなげたい人。
 (「本文」から)
  プロローグ 運のいい人は、小さな工夫を積み重ねている。 ●第1章 出会い運のいい人は、1回のチャンスを次につなげる。
 ●第2章 仕事運のいい人は、失敗に文句をつけない。
 ●第3章 金運のいい人は、「お金」で動かない。
 ●第4章 再生運のいい人は、マイナスをひきずらない。
 ●第5章 未来運のいい人は、夢を具体化できる。
 ●第6章 言葉運のいい人は、自分の弱さを隠さない。
 ●第7章 恋愛運のいい人は、人生を加速させる。
 ●第8章 家運のいい人は、人生の流れを変えられる。
  エピローグ 神様は、ノリ気を優先する。 (「目次」から)
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