| 【君は、10代で完成している。】 人間は、だんだん成長します。 夢を探すこと、実現するテクニックを身につけ、人脈を広げ、勉強することは一生必要です。
 でも、10代のうちに、人間は「完成」しているのです。 10代で完成した自分を、いかに思い出せるかです。 10代のころは、誰でも夢を持っています。 夢は千差万別です。 でも、1人1人の夢への到達の距離は、そんなに変わりません。 進化のぐあいは、あまり変わっていないのです。 人は、高校生のころを境目にして、 (1)夢に向かってそのままどんどん進んでいける人(2)夢から遠ざかる人
 の2通りに分かれます。 夢を見つけて向かおうとするのは同じなのに、また、2通りに分かれます。 そのまま向かっていける人と、折れ曲がってしまう人とがいるのです。 折れ曲がってしまうといっても、落ちこぼれるわけではありません。 人は、勉強ができなかったり、試験に落ちたり、選ばれなかったりすることで夢を忘れるわけではないのです。
 優等生のいい子ちゃんで、うまいぐあいに親や先生の言うことを素直に聞いてしまうと、本来自分がやりたかったこととは関係ない
 受験勉強に追い込まれます。
 いつの間にか自分がやりたかったことを忘れてしまうのです。 勉強は必要です。 ただ、自分の夢を実現するために必要な勉強と、受験勉強が一致しているとは限らないのです。
 【10代の自分を思い出そう。】 (「プロローグ」から) 【この本は、3人のために書きました。】
 (1)自分のやりたいことを探している10代の人。(2)やりたいことがなんだったか忘れた大人の人。
 (3)10代に勇気を与えたり、もらったりする大人の人。
 (「本文」から)
  プロローグ 君は、10代で完成している。 ●第1章 「魂のクセ」を、生かそう。 ●第2章 感情の記憶がパワーになる。 ●第3章 10代の友達が、道を教えてくれる。 ●第4章 10代の恋ができる人は、モテる。 ●第5章 先生や親の年齢になって、わかる。 ●第6章 10代でやり残したことを、やろう。 ●第7章 「大人」は10代を繰り返す。  エピローグ 未来でもなく、過去でもなく、10代は今を生きている。 (「目次」から) |