子供たちは、知識よりも親の生きざまを求めているのです。
今、教育で最も足りないのは、「生きざま」です。
知識を与えることが教育だというのは、思い違いです。
どんなに知識が吸収できても、芯となる哲学が伝わってこないと、
子供たちはその知識をどういうふうに体系化していいかわかりません。
子供は、同じ質問を何度も何度もします。
質問の形を変えながら、親がどういう答え方をするか観察しているのです。
100回聞かれたら、100回同じ答えをしてあげるのが、
子供たちにすり込んでいく、教育をしていくということです。
生き方を伝えるためには、100回の同じ質問に対して、
100回同じ答えをしてあげることです。
それが、こだわりのある、1本芯の通ったガンコさです。
子供は、それを求めているのです。
(本書から)
第1章 「生きる知恵」をつける。
第2章 「親の生きざま」を見せる。
第3章 「書く力」と「話す力」をつける。
第4章 「生き抜く力」をつける。
(目次から) |