【誰もいない待ち合わせ場所に先に来てしまう君。】
頑張っている人を、冷笑する人がいます。
本当は頑張っているほうが楽しいのです。
会議の時に、一番に会議室に行くのも、気恥ずかしさがあります。
時間のムダというより、人に「そんなにヒマなの?」と言われたり、
優等生に見られたりするのが妙に気恥ずかしいのです。
会議室に行って誰もいないと、トイレに行ったり、どこかへ行きます。
何人か集まったころを見はからって、もう一度会議室に入ります。
会議室に一番に来る人には、その気恥ずかしさを乗り越えた偉さがあります。
一番に来たことが偉いのではありません。
一番に来ている恥ずかしさを乗り越えているところが「偉い」のです。
パーティーでも同じことが言えます。
パーティーに遅れて来るのは、忙しいからではありません。
わざと時間調整をしているのです。
二人の待ち合わせでも、先に来ているのが恥ずかしいという感覚の人は、
遅れて来ます。
合コンで最初に来る人は、キャラ的にも「感じのいい人」です。
恥ずかしいことを照れないで頑張る人が、「感じのいい人」なのです。
【待ち合わせに、一番乗りしよう。】
(「まえがき」から)
まえがき 誰もいない待ち合わせ場所に先に来てしまう君。
●第1章 一生懸命な君が好き。
●第2章 ときどき鈍くさい君が好き。
●第3章 「みっともかわいい」君が好き。
あとがき 「手ぎわのよさ」と「鈍くささ」のワンセットでかわいい君。
(「目次」から) |