【包装用袋は、商品に合わせるのではなく、お客様の荷物に合わせる。】
近所のコンビニエンスストアで買い物をした時の話です。
その時、私は、大きい荷物を抱えていました。
お店の人は、買い物をした商品を袋に入れる時、
「お持ちのお荷物も袋に入れましょうか」と言って、
抱えていた荷物を手際良く一緒の袋に入れてくれたのです。
こういうサービスをしてくれると、荷物がある時でも
そのお店に寄りたくなります。
ところが、こういうサービスをしてくれないと、
荷物がある時は、さらに荷物になるからやめたくなります。
そうすると、本当はそこまでお客様に来てくれたのに、
買ってもらうチャンスがなくなるわけです。
商品に合わせた大きさの袋を出すのではなくて、
お客様が持って帰りやすいようにしてあげるのがサービスなのです。
(「まえがき」から)
●第1章 いいお客様になれないと、いい店員さんにはなれない。
●第2章 忘れ物が多い店は、お客様をイライラさせている。
●第3章 サービスには、前味・中味・後味がある。
●第4章 お客様が怒っている時は、とどめの一撃を入れるチャンス。
(「目次」から)
※この本は、1998年1月に、ダイヤモンド社から刊行された
『なぜあの人はお客さんに好かれるのか』を、改題、文庫化したものです。
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