【小粒な人は、過去の流行を否定し、存在感のある人は、過去の自分を否定する。】
存在感のある人は、小刻みには動きません。
だからといって、変わらないのでもありません。
日々刻々と変化しています。
「小刻みに動く」と「日々変化する」は、どう違うのでしょうか。
それは、主体が外にあるか、自分にあるかの違いです。
小刻みに動く人は、小粒に見えます。
小粒な人は流行り物が好きです。
と、同時に、飽きっぽい。
自分自身が飽きっぽいならまだいいのですが、
世間が飽きると、いきなり否定しはじめます。
存在感のある人と、何が違うのでしょうか。
存在感のある人は、否定する対象が、自分自身なのです。
否定する対象が、「過去の自分」です。
「過去の自分」を否定するのは、よほど自信がなければできません。
小粒な人が、否定しているのは、「過去の流行」なのです。
自分自身を守るために、まわりの人や、時代を否定するのです。
存在感のある人は、まわりや時代を否定しません。
否定していくのは、あくまで自分自身なのです。
自分自身を否定することで、初めて、前進があるのです。
責任感も生まれるのです。
流行を追いかけてもいい。
でも、次のステップに進む時は、時代の否定ではなく、
流行を追いかけた過去の自分を否定して、
進んでいくことが大切なのです。
【過去の自分を否定して、前進する】
(「あとがき」から)
●第1章 存在感をムリに出すと、小粒になる。
●第2章 元気な人には、存在感がある。
●第3章 体験することで、存在感が出る。
●第4章 いやし力のある人に、存在感がある。
●第5章 楽しませることで、存在感が出る。
あとがき 小粒な人は、過去の流行を否定し、
存在感のある人は、過去の自分を否定する。
(「目次」から)
※この本は、2001年8月に、PHP研究所から刊行された
同じタイトルの本を文庫化したものです。
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