【何をするかより、誰とするかが大切。】

高級フレンチレストランの１人＝５万円のコース料理を
食べに行くことだけが、高級な遊びではありません。

そこへつまらない人と行けば、それは低級な遊びになります。

つまらない相手に「５万円といっても、これは大したことないね」とか、
「自分がパリで食べた時の三つ星レストランの何々はどうだった、こうだった」と
グジグジ言われたら、楽しくありません。

それは５万円を捨てています。

それよりも、「うまいカレーうどんを見つけたんですよ」と誘われて、
本当に一流の遊び人と一緒に食べに行くほうが、よっぽど高級な遊びです。

フレンチレストランの５万円のコース料理と
500円のカレーうどんを比べることは意味がありません。

そこへ誰と行くかです。

最初に決めておくことは、「何をするか」ではなくて、「誰とするか」です。

その人と一緒にやっていれば、何をやっても楽しいし、ハズレがありません。

本当の大人は楽しみ方を知っています。

楽しみ方を知らない人は、何をするかというところで勝負がついてしまいます。

「お金がないから遊べないんです」と言う人は、遊びの基準がお金でしかないのです。

誰と食べるかを優先させると、ぜいたくなカレーうどんになります。

ぜいたくなカレーうどんというのは、
キャビアとフォアグラとトリュフがのっているカレーうどんではありません。

それを誰と一緒に食べているかという点が、最もぜいたくなのです。

【大人の人と、遊ぼう。】

（「まえがき」から）

　まえがき　何をするかより、誰とするかが大切。

●第1章　マナーを知らなければ、大人の友達とは遊べない。

●第2章　センスのいい人と遊ぼう。

●第3章　大人の友達との遊び方。

●第4章　大人の遊びは、楽しい勉強である。

　あとがき　大人と遊んでいる人が、成長する。

（「目次」から）