【スピードを、エンジョイしよう。】
スピードを上げるのは疲れる、と思うかもしれません。
でもそんなことはけっしてありません。
いかにスピードをエンジョイしていくかです。
ハワイへ行って、忙しく何かをやっている時に、
朝早くからゴルフに行って、それからウインドサーフィンやって、
パラセーリングやって、ジェットスキーやって、大変だなと思う人はいません。
楽しいと思っています。
それは、限られた旅行の時間をエンジョイしているからです。
スピードが負担になってはいけません。
スピードを上げていくことをエンジョイするのです。
たとえば、ゆっくり走っているジェットコースターは楽しいでしょうか。
車で楽しいことはスピードが上がることです。
もたもた走っている車ほど、イライラすることはありません。
すいている高速道路を、スピードを上げて走ると気持ちいいでしょう。
動物はそもそもスピード感を楽しむ力を持っています。
だから車や飛行機、遊園地があるのです。
ドキドキすると元気が出ます。
スピード感の極致はスカイダイビングです。
重力加速度のすごさを実感できます。
機会があったらぜひスカイダイビングをやってみて下さい。
スカイダイビングをやる直前、人間は無口になります。
セスナから飛び降りるのですから、無理もありません。
もちろん落ちている間は、しゃべっている余裕はありません。
スカイダイビングで着地した後、
人間はハイな状態ですごいおしゃべりになります。
それだけ楽しかったということです。
【忙しいことを、楽しもう。】
(「まえがき」から)
まえがき スピードを、エンジョイしよう。
●第1章 スピードを楽しもう。
●第2章 時間を味方にしよう。
●第3章 5分遅れは、1時間遅れより罪が重い。
●第4章 会議に遅れる人も、飛行機には遅れない。
●第5章 先延ばしは、時間の借金。
●第6章 捨てることで、時間が生まれる。
あとがき 人間は、忙しいことが好きなのだ。
(「目次」から)
※この本は、1999年7月に
ダイヤモンド社から刊行された単行本を文庫化したものです。 |