【使う目的があるから、お金を使うのではない。
使うことを見つけるのが、道楽だ。】
お金持ちになる人は、お金のない時から、お金を使います。
まず使うモノを見つけて、どんどんお金を使っていこうという発想を持っています。
目的が見つかってからお金を使う人は、永遠にお金持ちにはなれません。
それは、お金のできない人の考え方です。
何かやりたいことが見つかったとしても、
今度は必ず「お金がないからできない」と言います。
「お金を持ったら使わないといけない」と思っていれば、
使いたいモノはすぐに思いつきます。
そうして使っていくと、あなたはますますお金持ちになっていくのです。
世の中には、お金を持っている人と持っていない人との2通りの人がいます。
お金を持っていない人は、何かしたいことがあっても
「お金がないからできない」と言います。
お金を持っている人は、「お金はあるけれども、したいことが見つからない」
と言います。
今、一番足りないのは、お金ではなくて、1人1人のやりたいことなのです。
いつの間にか、「道楽」ということを失ってしまいました。
「使いたいモノが見つかったら使う」というのは、道楽ではありません。
道楽というのは、「使いたい目的があるから使う」のではない。
使うことが目的なのです。
「使いたいモノがなくても使う」というのが本当の道楽です。
【目的のためだけでなく、目的がなくても、お金は使おう。】
(「まえがき」から)
まえがき 使う目的があるから、お金を使うのではない。
使うことを見つけるのが、道楽だ。
●第1章 お金道楽になろう。
●第2章 遊び心道楽になろう。
●第3章 時間道楽をしよう。
●第4章 仕事道楽をしよう。
●第5章 人脈道楽をしよう。
あとがき 道楽は、無から有を生み出す。
(「目次」から)
*この作品は、2001年3月にTBSブリタニカから刊行された
『道楽のススメ』を改題、文庫化したものです。
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