【3つの煩悩で、幸せになれる。】
夢を実現させるのに大切なものはなんでしょうか?
欲望?
やる気?
もっと必要なものがあります。
「煩悩」です。
煩悩とは「心身を悩ませる、すべての欲望」です。
煩悩には3つあります。
(1)自分のための煩悩
(2)恋人や家族など愛する人のための煩悩
(3)世の中すべての人のための煩悩
この3つが、3分の1ずつあればいいのです。
人間は煩悩を持っていいのです。
持ってはいけないのだったら、
もともと神様は人間に煩悩など与えていないのです。
世間で「煩悩を持ってはいけない」と言うのは、
「自分のため」だけに100%の煩悩を使ってはいけないということなのです。
自分のため、愛する人のため、世の中すべての人のために、
3分の1ずつ、煩悩を持って何かをすれば、あなたの生きていく意義があるのです。
最初は、あなた自身のため、次に世の中のためにスタートするのです。
「モテモテになりたい」「有名になりたい」は、自分のための煩悩です。
でも、その人はモテモテになりたいために、好きな人に優しくなったはずです。
愛する人のために何かをしたはずです。
愛する人だけでなく、まわりの人にも優しくしないと、評判が落ちます。
結局、自分と、愛する人と、世の中の人に、
あなたの煩悩が幸せを与えているのです。
そうすれば、あなたは成功します。
煩悩は、誰を満足させるかが大事です。
自分の信じることに全力を費やすことです。
それが煩悩であり、モチベーション(動機づけ)なのです。
【「自分のため」と「愛する人のため」と「社会のため」の
3つの煩悩を持とう。】
(「まえがき」から)
まえがき 3つの煩悩で、幸せになれる。
●第1章 煩悩をかなえる方法
●第2章 やる気を出す方法
●第3章 自信をつける方法
●第4章 人生を豊かにする方法
あとがき 煩悩が、大切なことを教えてくれる。
(目次から)
*この作品は、2001年2月にTBSブリタニカから刊行された
『煩悩のススメ』を改題、文庫化したものです。 |