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●ビジネス

お客様にしなければならない57のこと【PHP文庫】

Amazon.co.jpで購入
著者 中谷彰宏
出版社 PHP研究所(PHP文庫)
価格 495円+税
発行年月日 2004年10月20日
商品コード ISBN4-569-66272-2

解説文

【サービス料金は、お客様が笑った回数で決まる。】

おすし屋さんの料金は何で決まるのでしょう。

おすし屋さんの料金は、往々にしてよくわかりません。

私がよく行く青山「海味(うみ)」の板前・長野充靖さんは、
笑って教えてくれました。

「私がよく伝票にこうして何か書きこんでいるでしょう。
これは笑った回数をつけているんですよ。
うちのシステムは、1回笑ったらいくらという料金になっているんですよ」

これは冗談のようですが、実はサービスの大原則なのです。

たとえば、ネタが大トロだと高くて、普通のトロなら安いという話ではない。

たくさん食べたから高いとか、
そういうモノに対してお金をいただくのではないのです。

たとえモノのやりとりをしていたとしても、
結局お客様が笑った回数でしか料金を請求してはいけないのです。

これがサービスの鉄則です。

人間は、おいしいものを食べると、意識していなくても顔が笑っています。

おいしい、楽しい、うれしい、感激した、そういう時に人間は
本当の笑顔になります。

売る側はどうしてもモノのやりとりを中心に考えがちです。

でも本当は、笑顔を売っているのです。

お客様を笑顔にすることがサービスなのです。

【お客様の笑顔を数えてみよう。】

(「まえがき」から)

※この本は、1998年5月にダイヤモンド社から刊行された
『お客様にしなければならない50のこと』を改題、文庫化したものです。

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