【「ありがとう」のひと言が言えないほど、忙しいのか。】
「ありがとう」のひと言が書けないぐらい忙しいかどうか、
自分自身に聞いてみて下さい。
誰でも、しなければならない仕事に追われて時間が足りません。
でも、友達づき合いはしていきたい。
新しい友達もつくっていきたい。
その時に、「忙しいからお礼の手紙もなかなか書けないし、
人と会うこともできない」という人がいます。
どんなに忙しくても「ありがとう」のひと言が友達をつくっていくのです。
そのひと言が人間関係をつくるうえで大事なのです。
「ありがとう」よりもっと大事な用事が今の自分にあるだろうかと
考えてみて下さい。
私自身も「忙しいな」と、つい思います。
でも、「ありがとう」を書けないぐらい忙しくなったら人間おしまいだなと
思っています。
友達をつくることは、自分をつくることでもあります。
いかに友達をつくるかということは、時間をつくることにもつながっています。
人生で大事なことは、自分の好きなことをやって、友達がいることです。
この2つは、けっして別のことではありません。
「ありがとう」というひと言を忘れなければ、必ず友達ができます。
「ありがとう」を言える相手がいることほどすばらしいことはありません。
あなたが、ひと言、「ありがとう」と言えたら、その日1日はいい日だったということです。
その日の締めの「ありがとう」を省略しないことが、スピード人脈術なのです。
【「ありがとう」は、すべてのことに優先しよう。】
(「まえがき」から)
まえがき 「ありがとう」のひと言が言えないほど、忙しいのか。
●第1章 人脈づくりは、自分づくり。
●第2章 理解する人は、理解される。
●第3章 行動が、友達をつくる。
あとがき 1日1回の出会いを大事にする人に、人脈が集まる。
※この本は、2000年4月にダイヤモンド社から刊行された単行本を
文庫化したものです。
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