【いつか自分が、いい上司になるトレーニングを、今しておこう。】
いかに上司と上手につき合うかを考えることは、
部下としてのトレーニングを積んでいるのではありません。
あなたがいい上司になるためのトレーニングをしているのです。
子供は、よい子になるためのトレーニングをしているのではないのです。
子供の時から、いい親になるためのトレーニングをしているのです。
会社でも、いい部下になることが最終目標ではありません。
そりの合わない上司とのつき合い方を覚えるのは、
そりの合わない部下が来た時に、
自分が上司としてどうつき合っていくか、というトレーニングなのです。
そりの合わない上司とつき合えない人は、
自分が上司になった時に、
今度はそりの合わない部下とつき合えないことになります。
すぐれた部下になるトレーニングは、すべてのことがつまらなく感じます。
でも、あなたは今、すぐれた上司になるトレーニングをしているのです。
一流の上司になるために、
上司からさまざまなことを勉強していると考えればよいのです。
(この本から)
まえがき 上司の言うことは、「反論」ではなく、「質問」と考えよう。
●第1章 出る杭になって、打たれる人・打たれない人。
●第2章 NOと言う上司に、感謝しよう。
●第3章 仕事とは、事実をつくることだ。
●第4章 叱られ役で、愛される部下になろう。
●第5章 上司の責任を、背負ってあげよう。
あとがき いつか自分が、いい上司になるトレーニングを、今しておこう。
(目次から)
※この本は、2003年5月にPHP研究所から刊行された
『上司を動かす50の方法』を、改題、文庫化したものです。
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