【「短い指示」を「一度だけ」が、相手を集中させる。】
犬に言うことを聞かせられない人には、共通点があります。
たとえば、「待て」をなかなかしない犬に向かって、
「早く早く○○ちゃん、待て、待て、待て」と同じ言葉を
何回も繰り返します。
ドッグトレーナーは「待て」を1回しか言いません。
「待て」ができなくても、繰り返さないのです。
でも、犬は自然と「待て」をするようになります。
犬は、聞こえてないから「待て」をしないのではないのです。
「待て待て」と騒げば騒ぐほど、犬はその指示に従いません。
軍隊でも、大勢を相手にする時でも、相手が1人の時でも、
指示の原則は、短く1回だけです。
長い指示は伝わりません。
犬にうまく指示のできない人は、人間にもうまく指示ができないのです。
(「まえがき」から)
まえがき 「短い指示」を「一度だけ」が、相手を集中させる。
●第1章 相手の集中力を高めよう。
●第2章 相手におヘソを向けよう。
●第3章 「第3の選択肢」を提案しよう。
●第4章 話し方のトーンを変えよう。
●第5章 相手のウソもタテマエも肯定しよう。
あとがき 「話後感」がよくなければ、話は失敗。
脅迫は、最低の説得。
(「目次」から) |