【パーティーに慣れている人ほど、
開宴時間ではなく、開場時間に現れる。】
パーティーへの出席の仕方で差がつくのは、「帰る時間」より「来る時間」です。
パーティー慣れしている大人の男は開場時間に来ます。
パーティー慣れしていないドンマイ君は、開場時間には現れません。
開宴時間から少したってからやって来ます。
たとえば7時半開宴なら、7時半より少し遅れて来るのです。
その時はすでに壇上で主催者や来賓の挨拶が始まっていて、
主催者とはなかなか会えずに終わってしまいます。
パーティーで大切なのは、主催者や主役の来賓と握手をしたり、
挨拶して、一言、二言会話をかわすことです。
ところが、開宴して少したったころは、最もその時間がとれません。
壇上でのスピーチが終わったら話ができると考えがちですが、
みんなが、いっせいに主催者のところに寄っていきます。
結局、行列になって、1人ひとりが話せる時間も短くなります。
開場時間には招待客はほとんどいません。
でも、主催者側は必ず来ていますから、話が十分にできます。
パーティー慣れしている大人の男は、開宴時間になったら、
帰って行きます。
そうすると、その人の印象が強く残ります。
せっかく会場に来ているのに、ゆっくり話もできなかったり、
どこにいるか見つからなかったりする。
長時間いたわりには、来たかどうかもわからずに帰ることになります。
それは、招待客自身だけではなく、主催者にも、
「ご挨拶できませんでした。すみませんでした」と
気をつかわせることになります。
主催者側の立場を考えると、開場時間には、会場に行き、
きちんと対面して、挨拶することは大切です。
開宴時間と開場時間の2段階に分けて書いてあるのは、
実は開場から開演までの間が、大人の男のための
パーティーの時間だからです。
【パーティーには、開場時に行って、開宴前に出よう。】
(「まえがき」から)
※
まえがき パーティーに慣れている人ほど、
開宴時間ではなく、開場時間に現れる。
●第1章 自分自身を背後から見る視点を持とう。
●第2章 オシャレな男になろう。
●第3章 相手の目を見て語ろう。
●第4章 アナログのトレーニングをしよう。
●第5章 自分が先に損をしよう。
あとがき 何もしてないように見える人ほど、修行している。
(「目次」から) |