あなたは、人間関係に強いほうですか?  
                  弱いですか。それはよかった。 
                  あなたは、素晴らしい人間関係を手に入れることができます。 
                  自分は人間関係に強いと思っている人は、かなり危険です。 
                  うまくいっているのではなくて、 
                    問題に気がついていないだけかもしれないからです。 
                  「傷つけたり、傷つけられたり」して、いつも、くよくよしている。 
                  そういう人は、それだけ感受性が豊かだということです。 
                  人間関係が強いと思っている人ほど、人間関係は弱い。 
                  人間関係が弱いと思っている人ほど、人間関係に強くなれるのです。 
                  人間関係は、自分で場数を踏みながら覚えていかなければならないのです。 
                  才能がある人よりも、人間関係に強い人が、成功します。 
                  人間を磨くということは、結局、人間関係に強くなるということなのです。 
                  (「まえがき」から) 
                  この本は、1997年11月に三笠書房から刊行された 
                    『人間関係に強くなる50のヒント』を文庫化したものです。  |