【左脳人は、技術をほめ、技術でつながる。
右脳人は、人間をほめ、人間でつながる。】
左脳は、モノの発想です。
右脳は、心の発想です。
左脳は、理詰めで考えます。
人とつき合う時も、この人とつながっていると、
こういうメリットがあると考えてつき合います。
でも、これでは「技術提携」です。
人と人とのつながり、つまりネットワークには、
左脳型と右脳型の2種類があります。
左脳提携は、技術やテクノロジーのつながりです。
右脳提携は、人間と人間の心のつながり、たとえば友達づき合いです。
左脳型のネットワークは、利害関係でつながっているにすぎません。
こういうつながりから生まれるものの出来上がりは、想像がつきます。
そこから新しいものは生み出せず、広がりには限界があります。
でも、人間と人間がつながっていると、意外なもの、
新しい、大きなイノベーションを生み出すことができます。
時代を変えるようなものが生まれてくるのです。
本をつくる時にも、企画が面白かったらおたくの出版社で本を出します、
という関係では、面白い本はつくれません。
原稿を持ってきて面白かったから本にしてあげるという関係も、
つまらないです。
それよりは、この人は面白いし、この編集者は面白いから
「一緒にやろうね」と約束する。
「何をしようか」と言いながら、話が横にそれる。
雑談してるうちに、「それをやろうか」というようなつくり方のほうが
面白い本になります。
人間と人間とのつながりがあって、初めてその雑談から
新しいものが生まれます。
この『3分で右脳が目覚めた。』の企画も、
「右脳を目覚めさせたいよね」の、ひと言から始まりました。
「合言葉」は、ノリを生み出します。
右脳は、ノリやすいのです。
右脳をのせてしまえば、どんな仕事も楽しくなるのです。
右脳を、のせてあげましょう。
【「合言葉」で、のろう。】
(この本から)
まえがき 大きな幸せを手に入れる人は、右脳の使い方が違う。
●第1章 右脳が目覚めやすい人・眠ったままの人
●第2章 「言葉」を変えるだけで、右脳が猛烈に働き出す。
●第3章 日常生活で右脳トレーニング。
●第4章 「体で考える人」はいつまでも若々しい。
●第5章 だから、右脳で考える人の人生は豊かだ。
あとがき 左脳人は、技術をほめ、技術でつながる。
右脳人は、人間をほめ、人間でつながる。
(「目次」から)
*この本は、三笠書房から刊行した同じタイトルの単行本を、
文庫化したものです。
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