【“未来の素敵な自分”を見つめよう。】
25歳になると、「未来がどうなるか、見えない」という不安が出てくる上に、
自分の限界だけは見えてきます。
これ以上は先に進めないという不安だけがあって、
なんとなくさみしさを感じます。
それは、まるでサラリーマンが定年を迎えるようなつまらなさです。
25歳になると、数年後、数十年後の自分がなんとなく見えてきます。
だからこそ、この時に、
今見える限界を超えた“チャンスある未来”を見つけることが必要です。
どうせ見るなら、はっきり見たほうがいいのです。
未来を見る方法は、2つあります。
(1) 誰かにアドバイスしてもらうこと。
(2) 自分のクセを知ること。
過去に対するアドバイスは、過去の体験と照らし合わせることができるから、
なるほどと思えます。
でも、未来に対するアドバイスは、照らし合わせることができないから、
「将来こうなりますよ」と言われても、記憶には定着しません。
人生の中の下り坂を知っておくことは、とても大事なことです。
上り坂は、誰もが安心して行けます。
急に調子がよくなって上り坂になっても、別に怖くもなんともありません。
でも、下り坂に関しては、突然来たら怖い。
下り坂は、下っていくから怖いのではありません。
予測しない下り坂だから怖いのです。
下り坂が来ることを事前に聞いておくことにメリットがあるのです。
(この本から)
※
まえがき 25歳からは、頑張った成果が「2倍」になるチャンスタイム。
(1) 「自分磨き」の見えない努力が、魅力になる。
(2) “自分のスタイル”をつくっていこう。
(3) 君が“夢”に向かっているから、僕も頑張れる。
(4) ひと呼吸の“ゆとり”が、君を「いい女」に変えていく。
(5) 君の中の“オーラ”を引き出す24時間。
あとがき “未来の素敵な自分”を見つめよう。
(「目次」から)
※この本は、2002年3月に刊行された単行本を文庫化したものです。 |