【荒俣宏は「言霊師」である。】
荒俣宏さんは「言霊師」である。
「作家」という言葉では、表現できない。
「博物学者」というのも「言霊師」を凡人がうわべだけでとらえたにすぎない呼称だ。
「いったい本職は何ですか?」と聞かれる人は、たいてい「言霊師」と見て、まちがいない。
凡人には、「言霊師」の持つ宇宙の広さを直感的に理解することができない。
「言霊師」は宇宙とつながる技を持っている。
「言霊師」は、5つの特徴を持っている。
(1)凡人には理解できない脈略のない活動をする。
(2)「言葉」の力で、無から有を生み出す。
(3)「宇宙」を、言葉に閉じ込めることができる。
(4)「言葉」の力で、人の心を動かすことができる。
(5)他の「言霊師」を発見し、交信することができる。
「ことだまし」は「ことばでひとをだます」として、凡人からうさんくさがられる。
「言霊師」に学べば、「言霊師」になることができるのだ。
「言霊師」は、宇宙を楽しむ天才である。
いいかえれば、「言霊師」は、人生を楽しむ天才である。
(「まえがき」から)
●第1章 人生は、前戯である。
●第2章 バカになる訓練。
●第3章 黄金の時間を仕込もう。
●第4章 千年生きる「脳」を作る。
●第5章 「文化力」の鍛え方。
(「目次」から) |